女性が身につける香水のような強烈な匂いは、直接鼻の粘膜から吸収されて匂いを感知する嗅神経に情報を送るようです。嗅神経は中継地点を経ないで、直接脳へ入っていくので、香りは脳にダイレクトに影響すると言われます。香りの刺激は、視床下部へ行き、そこから大脳皮質へ情報は広がるわけです。そこで記憶や経験と比較分析されるということのようですね。ただ一部の香りは扇桃体を直接刺激して危険な匂いと判断するとともあるようです。いい匂いとか、興奮する匂いという判断をするの動物実験ではヤコブソン器官はそのままにしておき、連絡線である嗅神経だけを切断すると交尾が起きなくなります。嗅神経では感じられないフェロモンは独特の匂いがあるので、それが催淫作用を起こすと考えられているのですが、どうもそれだけではないようですね。最近の研究では精子が花の香りに引きつけられて泳いでいくことが証明されているのです。いい匂いの女性に男性が惹きつけられるのは、自分の子孫を残したい思う男の遺伝子が匂う女に近づかせるのかもしれないですね。
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